バレンタインも過ぎ寒い日が続きますが、春が来るのがただただ待ち遠しい私です。
今回ご紹介するケースは、浮気を心配された奥様の調査依頼から始まったケース〈前編〉です。
調査依頼の中でも、やはりというか浮気調査は多いです。そして、調査するとほぼ浮気されている事が確認されます。
今回も奥様へ調査結果をお話した所、薄々分かってはいたものの精神的なショックもおありのようで、『しばらく考えます』との事でした。ですので、今後の方向性や離婚される場合の有利な立ち回り方、裁判を見越した証拠の確保などをお伝えした後にお別れしました。
2ヶ月ほど経過した頃に、『悩んだが子供もいるので、別れさせて欲しい』と再度ご相談がありました。
私共はご相談者様からのご連絡がない限りは、いくら“あの後どうなったかな”と毎日心配していても、ご連絡は致しません。
状況は日々変わります。“もう思い出したくもない”お気持ちでいるかもしれませんし、少しの電話がきっかけで何が起こるかは、分かりません。(なので、ご相談中でも電話が切れたら、しつこくかけ直すような事は致しません)
別れさせのご依頼を頂きまして、改めて現状確認の調査をした所、浮気相手とより親密な状態になっていることが確認されました。
以前は自宅へ帰らない日は無かったのですが、週末や金曜日の夜に帰らない日があったり、金銭的な援助も推測できるような行動がありました。
奥様はこの2ヶ月程の間に、子供の為に離婚はしたくないと考えたものの、浮気を責めると余計に離れて行くのではないかと、事実も伝えられずにいたそうです。
その間に怒りや悲しさを溜め込み感情が不安定になり、パートナーへ理不尽に怒ってしまうことも増えたそうです。
妻に理不尽に怒られることが増えたと感じたパートナーは、浮気相手とさらに親密になる結果になっていました。
何とも悲しい再会です。奥様なりに考えて優しくしてみたり、お子様のことを考えて涙したり、しかし毎日平気な顔をして嘘をついては浮気相手と別れる気配のないパートナーの状況に限界を感じているようでした。
早速、浮気相手にも調査をします。勤め先や実家や交遊関係などを押さえて、今回は同性の工作員が接触することに。
浮気相手の彼女が、ご依頼者との関係をどのように認識しているのか聞き取ります。
不倫なのか、普通のお付き合いなのか、ただの遊びなのか、それによってもやり方は変わってきます。
結果は独身同士のお付き合いと認識していました。
交際期間は半年ほど。旦那さんは、会社名はそのままでしたが部署と役職を偽っておられました。
奥様は何も関わりたくないが、旦那には少々痛い目に合って欲しいとの事でしたので、旦那さんにも同性の工作員を接触させました。
工作終了後も怪しまれないように、自然なペースで友人関係を構築します。この期間は対象によって異なります。今回は1ヶ月半でした。
この期間でさらに情報を引き出します。
男性工作員から旦那さんが酔うと子供自慢をするという報告を受け、今回はこの癖を利用して彼女に事実をバラすことにしました。
彼女は付き合いに潔癖な傾向があり、普段から不倫などを毛嫌いしていたため、事実が分かると別れるであろうと思われるからです。
さらに別の工作員3名(女性2名、男性1名)と、工作員女性の偽誕生日パーティーを開くことに。
そこへ工作員男性(工作員の友人設定)に誘導される旦那さん。
楽しいパーティーが始まり、お酒も入ってほろ酔い気分。何も知らずに子供自慢を始めます。
機嫌も上々で過ごすこと一時間弱、女性工作員が浮気相手と一緒に登場します。
〈後編へ続く〉